建築土木の仕事は経営者でも労働者
一人親方労災保険というものがあります。 本来、労災保険と言うのは雇われている労働者のために作られた保険です。 ですから、個人でやっている自営業者などは対象外と言うことになりますが、仕事の実情から言えば、実際、労働者と変わらないという自営業者も少なくありません。 特に建築業などにはそれが見られます。 建築業や土木業だと、大工やとび職人、左官に水道配管工など、様々な職人が携わっていますが、これらの中で自営でやっている人も少なくありません。 ですが、実際のところ、やっている仕事自体は一労働者と変わりはありません。 こうした人たちを対象にして、労災保険に特別に加入できる制度がいわゆる一人親方保険というものです。 こうした一人親方保険に加入できる範囲は規定されているので、誰もが加入できるというものではありません。 さて、建築土木の仕事を見てみると、現場作業と言うことになりますので、やはり危険がつきまといます。 よく新聞やテレビなどのニュースでも建築や土木の現場で死亡事故などが起きたりしています。 実際、統計的に見ても、他の業種に比べるとかなり高い割合で災害が起こっています。 こうした点から考えても、出来れば労災保険に加入しておいたほうが良いと思います。 ケガは誰もがしたくてするものではありません。 ですが、何らかのミスが重なれば、どうしても起こってしまうものです。 自分が気をつけていても、相手のミスでケガをすることも少なくないのです。